2020年1月28日配信 Vol.197
今年は暖冬と言いますが、それでもこの時期は「蒸気のモヤモヤ」が目につきますね。
蒸気のモヤモヤの原因の一つにスチームトラップからの蒸気漏れが挙げられます。
トラップの点検をしたくても、数が多くマンパワーが足りないと諦めていませんか?
今月はトラップ点検をアウトソースして点検費用を10%削減し、点検期間を8分の1に短縮されたみなとみらい二十一熱供給様の事例をご紹介します。
このほか、ベント管からの「蒸気のモヤモヤ」を消す効果もある、廃蒸気熱交換器SRシリーズをご案内します。
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みなとみらい二十一熱供給様 トラップ管理事例
「トラップ点検費用10%削減・期間は8分の1に」
みなとみらい二十一熱供給株式会社様では、熱供給システムの効率化を図るため、スチームトラップ管理にも注力されていました。しかし、徐々にトラップの数も種類も増え、従来のメンテナンス方法では手が回らなくなってきました。
そこで、トラップ点検のアウトソースとして、メーカー・機種を問わずトラップの判定と蒸気漏洩量の定量化が可能なTLVのトラップ管理システム「TrapMan(トラップマン)サーベイ」を採用。定周期保全(TBM)から状態基準保全(CBM)への見直しを図りました。
その結果、点検・修理費用は10%削減。従来3~4名で2ヶ月かかっていた工数は、1名が1週間TLVの診断に同行するだけでよくなり、大幅な工数削減も実現しました。
お客様からは、「今ではトラップ不良率も毎年5%以下で推移できており、蒸気ロスもほとんど発生しておらず、安心したプラントの維持管理ができています。」とのお言葉をいただいています。
以下のページには事例の詳細のほか、ご担当者様の声の全文も掲載しています。
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廃熱回収に加えて、ベント管の白煙消しにも有効!
廃蒸気熱交換器 SRシリーズ
大気に放出している湯気を回収して熱を温水に変換し、生産物の予洗水や予熱、洗瓶水や後洗瓶水等に利用できる廃蒸気熱交換器 SRシリーズ。
このSRは、ベント管などからの白煙消しにも効果があることはご存知ですか?
ドレン回収のお悩み ~ ベント管のある所に白煙あり?
自圧で回収できないドレンを一度タンクに集めてからポンプで圧送する方法は、低圧ドレンも捨てずに回収できるためよく採用されています。しかし、この方法ではドレンを集めるタンクにベント管(通気管)を設置し、大気にフラッシュ蒸気を出して圧を逃がす必要があり、ベント管から出る“白煙(白いモヤモヤ)”が問題となることがあります。
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白煙が回収先のドレンタンクや給水タンクから出る場合は問題にならなくても、生産現場近くに設置されたタンクのベント管から発生すると問題視されることが多くあります。
実際に、白煙が原因でドレン回収自体を断念した例もお聞きします。 |
ドレン回収の白煙を消すコンデンサーとしてのSR
このように、廃蒸気熱交換器 SRシリーズは、熱回収に加えて白煙・湯気消しのコンデンサーとしても活用できます。
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2019年度 省エネ大賞受賞!
蒸気システム総合診断 CES Survey
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CES Survey(シーイーエス サーベイ)はお客様の現場をくまなく診断し、蒸気システム全体を最適化する提案を行うサービスです。
プロセスの効率、安全性、省エネ性を高めるための改善テーマをご提案し、実行後の事業所全体の効果予測も行います。
診断は、次の4ステップで実施。
1.ヒアリング・現場診断
2.改善提案
3.エンジニアリング
4.効果確認・運用
数年後にバランスが変わっても状況に合せた提案を行い、継続的にサポートします。 |
このたび、CES Surveyの省エネルギー効果の高さを評価いただき、2019年度 省エネ大賞 省エネルギーセンター会長賞を受賞しました。
「蒸気の乾き度の低下」「バッチ時間の増加」「ドレン回収率の低下」といった蒸気システムの課題をお持ちの場合は、是非一度ご相談ください。
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TLVサイト会員・ダウンロードデータ更新情報
TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。
SC-F71(詳細版ハードウェア編)
SC-F71(詳細版パラメータ機能編)
SC-F71(梱包用設置・配線)
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NF6
J3B/JF3B
P46SRN/SRM/SRW/P65SRN
SQ2/SQ4/SQ6
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