「設備故障による生産停止は、大きな損失に繋がるため絶対に避けたい」
このような言葉を、設備管理・メンテナンスを担当する保全部門の方から必ずお聞きする一方で、
「ベテラン技能者が退職し、メンテナンスの質を維持することが難しい」
「保全部門の人数が削られ、メンテナンスの効率を上げる必要がある」
というお悩みもよくお聞きします。
ベテランの勘や経験に依存し、運転優先で早目の部品交換をするのではなく、客観的なデータに基づき適切な時期に最適なメンテナンスを実施する予防保全(予知保全)。
この予防保全(予知保全)を、設備の中でも特に台数の多い回転機械で実現するのが振動測定(コンディション・モニタリング)です。
以下では、振動測定・管理の具体的な始め方、運用の仕方を7つのステップで具体的に説明しています。既に導入されている方も、これから導入したいという方も運用の参考に是非ご覧ください。
◆ 振動計測機器のご紹介
初期投資を抑えて手軽に振動測定を行うなら、オールインワンのポータブル振動計が便利です。ポータブル振動計 ビブエキスパート2はアイコン化された画面が初心者でも分かりやすく、多機能で操作者のレベルに応じた様々な計測が可能です。測定範囲は0.1Hz~20kHzと幅広く超低速回転機にも対応。スピーディーな計測で作業時間の大幅短縮を実現します。
マンパワーをかけずに高頻度で計測したいという場合は、振動センサーを計測箇所に常設するオンライン振動モニタリングシステムが適しています。
シグナルマスターは、回転機に必要な振動の基本パラメーター(変位・速度・加速度)に加えてショックパルスの測定が可能。小規模システムから始めてその後順次センサーを追加するなど予算に応じた拡張が可能で、最大1152点のセンサーまで管理できます。
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