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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2023/05/16 Vol.100

2023年5月16日配信 Vol.100

TLV・TTSメールマガジン 保全と検査に革新を



腐食検査を行う際、耐火材等の解体を伴う詳細検査が必要かどうかを
外観目視で判断すると、見た目と耐火材下の腐食状況が一致せず、
健全な部分の耐火材解体で付帯工事費用が無駄になることがあります。
今月は金属腐食スクリーニングで検査精度を上げて、不要な付帯工事を削減された
石油精製工場様のタワースカート検査事例をご紹介します。

その他、4年ぶりにテクスポート今治で5月25~27日に開催される
西日本最大の国際海事展 バリシップ2023への出展をご案内します。


 タワースカート部の外観に惑わされない!
  検査精度を上げて、不要な付帯工事を削減

PECタワースカート事例
 
◆ 外観と実際の腐食状況は必ずしも一致しない

工場内に数多くある、蒸留塔や反応塔、貯留槽や処理槽など設備本体の金属肉厚は定期的に測定され、設備の健全性が担保されています。その一方で、設備の支持部であるスカートの金属肉厚測定には法的義務もなく、検査に耐火材の解体等の付帯工事が必要となることから後回しにされがちです。

検査の際も、予算と工数の都合から全ての詳細検査(耐火材を解体した検査)を行わず、外観目視検査でスカート部耐火材の割れやシール材の劣化状況から詳細検査の必要性が判断されることが多いようです。

しかし、いざ耐火材を解体して詳細検査を行うとスカート部に全く問題がなく、耐火材の解体・復旧といった多額の付帯工事費用が無駄になることがあります。また、その逆で外観は問題が無くても耐火材の下で腐食が進行しているということもあります。


【事例】検査精度を上げて付帯工事を削減し、安全にコストダウン

ある石油精製工場様の事例では、最初のステップを耐火材の外観目視検査から、耐火材を剥離せずスカート金属部の検査が可能パルス渦流探傷 PECによるスクリーニング検査に変更。PEC検査で減肉を検出した対象のみ耐火材を解体して詳細検査を行った結果、次のような成果が得られました。

・耐火材は健全な状態だが、減肉が進行している対象を発見
・耐火材の割れやシール材の劣化があってもスカート部に顕著な腐食の無い対象は、
 耐火材解体・詳細検査をせずに耐火材とシール材を補修
・減肉を見逃さず必要な箇所のみに適切な処置ができ、安全にコストダウンを達成


従来の方法では数多くあるベッセル、スカート部の検査に大きな付帯工事費用がかかってしまいますが、PECによるスクリーニング検査なら網羅的に検査を進めることができ、コスト削減とリスク低減の両立が可能です。
 
タワースカート検査事例の詳細を見る >
 
金属腐食スクリーニングにお問合せは、こちらからお寄せください。
 


 5/25(木)~27(土)テクスポート今治にて開催!
  国際海事展 バリシップ2023出展のご案内

バリシップ2023TTSブース
 
4年ぶりに、バリシップが日本最大の海事都市今治市に帰ってきます!
TLV・TTSは、海事産業におけるクリーンエネルギー、DX、セキュリティー、衛星、人材育成などあらゆる分野の製品や技術が終結するバリシップ2023に出展します。

レーザーを使用した軸芯出し、平面度計測機器やエア・ガスリーク診断技術を展示し、実際の採用事例などもご紹介します。是非当社ブースへお越しください。

  会場: テクスポート今治・旧今治コンピュータカレッジ・フジグラン今治
      (ブースNo.F-28)
  期間: 2023年5月25日(木)~5月27日(土)
  時間: 10:00~17:00(最終日は16:00まで)
      ※来場事前登録制(登録無料)


◆ 展示内容

レーザーアライメントSVレーザー軸芯出し器
レーザー平面度(平坦度)診断レーザー平面度計測器
圧縮エア・ガスのリーク診断

ブースの詳細や来場事前登録は以下ページをご覧ください。