芯出し(カップリングアライメント)は、ポンプやファンの据付・整備の最後に実施され、「これが終われば機械を動かせる」という仕上げの作業です。設備の運転開始時間が決まっていて余裕が無い場合でも、無理に早く終わらせようと基本作業ステップを省略すると余計に時間がかかります。
芯出しに大事なのは、必要な作業ステップを確実に行うこと。
「急がば回れ」のことわざにあるように、確実に作業ステップを踏んでいけば、作業項目は多く見えても全体の作業時間は短くできます。
基本作業ステップ通りに行えば誰でもできるはずの芯出しを難しくし、余計に時間がかかったり、新品のポンプやブロワーなのにすぐにベアリングが壊れたりするのは、「やってはいけないこと」をやってしまうからです。
では、芯出しの「やってはいけないこと」とは何でしょうか。
現場で意外に目にする悪い芯出しの例とは?「ソフトフット」や「猫脚」って何?
以下では、実際にベテラン実務者の方々にお聞きした代表的な悪い芯出しの例と、良い芯出しに向けてのアドバイスをご紹介しています。
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