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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2020/06/09 Vol.68

2020年06月09日配信 Vol.68

TLV・TTSメールマガジン 保全と検査に革新を



先月ご紹介した「回転機故障の原因となるミスアライメント」に多くの反響をいただき、ありがとうございました。

同記事を収録したメンテナンスを学ぶは、芯出しや振動測定の基本などを解説し、
公開以来「動画の説明が分かりやすい」「社員教育に役立つ」「新入社員向けの良い教材になる」と大変ご好評をいただいております。

今月は、前回記事に続く内容となる「やってはいけない芯出し(カップリングアライメント)」をお届けします。
回転機故障の原因の約半分がミスアライメント(芯ずれ)と言われる中、ミスアライメントを起こしやすいダメな芯出しとは?芯出し作業に携わる方は是非ご覧ください。
 
 メンテナンスを学ぶ
 「やってはいけない芯出し」

やってはいけない芯出し

芯出し(カップリングアライメント)は、ポンプやファンの据付・整備の最後に実施され、「これが終われば機械を動かせる」という仕上げの作業です。設備の運転開始時間が決まっていて余裕が無い場合でも、無理に早く終わらせようと基本作業ステップを省略すると余計に時間がかかります。

芯出しに大事なのは、必要な作業ステップを確実に行うこと。
「急がば回れ」のことわざにあるように、確実に作業ステップを踏んでいけば、作業項目は多く見えても全体の作業時間は短くできます。

基本作業ステップ通りに行えば誰でもできるはずの芯出しを難しくし、余計に時間がかかったり、新品のポンプやブロワーなのにすぐにベアリングが壊れたりするのは、「やってはいけないこと」をやってしまうからです。

では、芯出しの「やってはいけないこと」とは何でしょうか。
現場で意外に目にする悪い芯出しの例とは?「ソフトフット」や「猫脚」って何?


以下では、実際にベテラン実務者の方々にお聞きした代表的な悪い芯出しの例と、良い芯出しに向けてのアドバイスをご紹介しています。

「やってはいけない芯出し」はこちら >


オンライン教育にも最適!「芯出しの入門講座」「芯出しの事例紹介」「振動の測定・管理」「設備のスクリーニング検査」「設備の精密な診断・測定」を収録し、社員教育、新人研修にもご利用いただいている『メンテナンスを学ぶ』はこちらをご覧ください。
 
『メンテナンスを学ぶ』はこちら >


回転機の芯出しに関してご質問やご相談がある場合は、以下からお気軽にお問合せください。
 
芯出しに関するご質問・ご相談はこちら >

 


 突発故障防止!摩耗、破損のわずかな兆候発見
  潤滑油内の金属摩耗粉モニタリングシステム

 
ウェアスキャナー   潤滑油内金属摩耗粉モニタリングシステム ウェアスキャナーは、潤滑油内の金属摩耗粉を測定するパーティクルカウンターです。
振動モニタリングでは検出が難しい次のような異常を検知します。

・ギア、ベアリング損傷初期のわずかな兆候
・低速回転機器の異常、など
 
センサーを強制循環ラインに取り付けてセットアップするだけですぐに使用でき、潤滑油(強制循環油)中に混入する摩耗粉の数と大きさを測定して、ギア、軸受などの状態と傾向をわずかな兆候の段階から監視。設備の突発故障による生産機会損失の回避、予知保全、計画的なメンテナンスを実現します。