建設時やメンテナンス時、機械を設置する基礎やフランジ面のシール性を確保するために、平面度、平坦度は非常に重要な要素となります。しかし、従来平面度、平坦度測定で最もよく使われてきたトランシットには、「人によって測定値が変わる」「測定結果をまとめる作業が必要」といった課題がありました。
新発売のGEO LEVALIGN(ジオレバライン)は、トランシットの望遠鏡の代わりにオート水準機能のある回転レーザー発射器を使用。定規の代わりにセンサーを使用し、人に代わってコンピューターが測定結果をデジタル処理するため、トランシットよりも大幅な精度の向上、作業の効率化が図れます。
・測定結果のまとめ作業不要、結果は2次元・3次元で表示
汎用のノートPCに専用のデータ編集ソフトをインストールし、測定対象の形状や測定間隔をあらかじめ設定しておくことで、測定後の結果のまとめ作業が不要。測定結果も一覧表、2次元、3次元で確認することができます。
・傾きのある測定対象にも対応
測定対象が傾きを持っている場合は、オート水準機能をオフにすることが可能です。測定対象の傾いた面に対して水平にレーザーを発射することができますので、測定後に傾きを補正する手間が省けます。
・測定後の基準点変更、2箇所の測定結果の合成も可能
測定後に、測定データの中から任意で基準点を変更し、様々な評価方法を設定することが可能です。障害物等がある場合は、2箇所から測定したデータをソフト内で合成して評価することもできます。
【お客様事例1】品質証明の人員・工数削減
製品の品質証明のために、いくつかのパーツに分かれた製品を組み合わせた後に平坦度を測定する必要があります。従来の方法では作業人員は2名。測定後に結果をまとめる作業が必要でした。GEO LEVALIGNを使用すれば1名で測定が可能な上、あらかじめフォーマットに合わせて測定することで結果のまとめ作業も不要となりました。
【お客様事例2】傾斜した船舶設備の基礎部の測定
ドックに入渠中の船舶は傾きを持っているため、従来の方法では平面度の測定が困難でした。GEO LEVALIGNならオート水準機能をオフにすることで、ドックの傾きに対して水平にレーザーが発射されるため、容易に測定できるようになりました。
GEO LEVALIGNは、従来のLEVALIGN expert(レバラインエキスパート)と比べて以下の点が改良され、より使いやすくなっています。
- LEVALIGN expertではオプションだったデータ編集ソフトが標準で付属。
- 専用コンピューター(コントロールユニット)ではなく汎用のノートPC上に専用のデータ編集ソフトをインストールして使用するため、測定後にデータを移す手間無くそのまま編集可能。
少ない人員で短時間に平面度、平坦度測定ができるGEO LEVALIGN。
詳細はこちらからお問い合わせください。
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