2022年3月8日配信 Vol.87
今月は地下に埋設されている配管の腐食検査の事例をお送りします。
従来行っていた外観目視検査と異なり、PEC(パルス渦流探傷)では外面被覆の解体・復旧が不要なため、工数とコストを大幅に減少させながら配管全体の健全性把握が可能となった事例です。
そのほか年度末のこの時期、余剰予算で導入いただくことも多いレーザー軸芯出し器 ロータラインタッチをご紹介します。大型、縦型、機械列などあらゆる回転機の高度で複雑なアライメント作業に、作業時間の大幅短縮に是非ご利用ください。 |
外面被覆の解体不要・配管全周の確認が可能!
プラント構内にある埋設配管の腐食調査事例
プラント構内の地下に埋設されている配管の検査には次のような問題があるため、配管全体の健全性把握がなかなか進まないというお悩みをよくお聞きします。
- 外観目視検査のための外面被覆(防食テープ、ポリエチレン被覆)の解体・復旧に多くの工数と費用がかかる
- 被覆解体の際、配管の減肉箇所を傷つけて漏洩を発生させるリスクがある
- 検査後の被覆復旧の際、配管表面に土等が付き防食テープとの間に隙間ができると、そこから侵入した水分により配管外面が腐食する恐れがある
- 目視では埋設配管の下側半分は検査不可能
- 調査で道路を掘削する場合はその間通行止めにする必要があるため、できるだけ短期間で終わらせたい。
これらのお悩みを解決するのが、被覆の上からスクリーニング検査が可能なPEC(パルス渦流探傷)です。外面被覆の解体・復旧が不要なため、短期間・低コストで配管全体の健全性を把握でき、被覆解体に伴う腐食リスクも低減できます。また、プローブと手が入るスペースがあれば測定できるため、埋設配管の下側半分も検査可能です。
実際に、プラント構内の道路の地下に埋設されている排液配管の状態把握のために、PECを採用されたお客様からは、次のようなお言葉をいただきました。
「配管の状態把握作業は、通行止めにしての掘削、外面被覆の解体・復旧など大変なことばかりです。苦労して実施しても配管の下半分が確認できず、外面被覆の解体・復旧が原因で新しいリスクが発生するなど悩まされてきました。PECで検査部分の配管全体の状況把握と外面被覆解体のリスクの回避、工期短縮が実現し大変助かっています。」
PECによる埋設配管の腐食調査事例の詳細、お客様の声の全文は以下をご覧ください。
配管の腐食調査に関するご質問・ご相談は以下からお寄せください。
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