ケレンをせずに600mの配管の1300点で減肉を計測
【事例】ラック冷却水配管の腐食検査
 |
ある工場で、重要な冷却水配管が漏れる事故が発生。海岸沿いのため塩害で数百mにわたってさびスケールが散在し、すぐに配管全体の腐食検査が計画されましたが実施には課題がありました。
・検査のためにさびスケールを除去するケレンを行うと、腐食箇所が貫通し漏れる恐れがある
・配管径が大きく放射線検査が適用できない
・配管が約600mあり膨大な足場施工費用が必要 |
そこで、以下の特長を持つPEC(パルス渦流探傷)検査を採用。
・さびスケールの上から肉厚検査が可能なためケレン不要で安全
・配管径の制約無く検査が可能
・延長プローブを使用するため、足場不要でラック上の架空配管を検査
目視で確認された240の外面腐食エリアに対し、約1300点の計測を実施。
ケレンのない安全な作業で、足場不要のため検査費用も抑えられ、配管全体のコンディション把握により保全計画を具体的に進めることができました。
|