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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2023/10/11 Vol.105

2023年10月11日配信 Vol.105

TLV・TTSメールマガジン 保全と検査に革新を



回転機故障の約半分はミスアライメント(芯ずれ)が直接的な原因と言われています。『メンテナンスを学ぶ』の「回転機故障の原因となるミスアライメント」記事では、
ミスアライメントが回転機の軸受(ベアリング)やメカニカルシールに及ぼす影響、
芯ずれの具体的な兆候
などをご説明しています。

そのほか、プラント内の配管や装置の金属腐食検査に、3種類の金属腐食スクリーニング検査の比較表をご案内します。


 メンテナンスを学ぶ ~ 回転機の芯出し ~
  「回転機故障の原因となるミスアライメント」

回転機故障の原因となるミスアライメント(芯ずれ)
 
「カップリングはミスアライメント(芯ずれ)を吸収できる?」
「ミスアライメントを吸収するフレキシブルカップリング(撓み継手)があれば、回転機のアライメントは必要ない?」

時々、このようなご質問をお受けします。これに対する答えは、否です。

一定のミスアライメントを緩和するフレキシブルカップリングであっても、芯がずれていると軸や軸受などへの負荷が増大するため、精度の高いアライメントが必要です。
過去の統計によると、回転機故障の約半分は不正確な軸芯出しが直接的な原因となっていました。

以下では、ミスアライメントによって軸受やメカニカルシールが受けるダメージや、高精度な軸芯出しの具体的なメリット芯ずれの兆候について詳しくご説明しています。
     

芯出しセミナーのポイントを解説!アライメント小冊子
 


 「正確な芯出し」が誰でも簡単に行える!
  レーザー軸芯出し器 ロータラインタッチ

レーザー軸芯出し器 ロータラインタッチ

レーザー軸芯出し器 ROTALIGN TOUCH(ロータラインタッチ)は100点以上の測定点を瞬時に計測。大型、縦型、機械列など、あらゆる回転機の高度で複雑なアライメント作業が誰でも簡単・正確に行え、工期を大幅に短縮します。

正確な芯出しは設備の長寿命化、メンテナンスコスト低減、生産機会損失の回避に繋がります。ロータラインタッチの実際の操作画面は以下から動画でご確認ください。
   
 


 自社の設備に最適な腐食検査が分かる!
  3種類の金属腐食スクリーニング検査比較表
 
3種類の金属腐食スクリーニング比較表

プラント内に多数ある配管や装置など金属の腐食、エロージョン。
それらを網羅的に検査したいと思っても、対象が多いとコストと時間がかかり管理しきれないことから、スクリーニング検査を採用されるお客様が増えています。

全体をスクリーニング検査することでスピーディーにハイリスク箇所を検出し、リスクが高いと思われる箇所は目視による詳細な二次検査・メンテナンスを実施。
これにより大幅な検査コストと工数の削減が図れ、短期間で漏れに繋がるような減肉箇所をいち早く発見できることで事故も未然に防げます。

TTSでは金属腐食スクリーニング検査として、以下の3種類をラインアップしています。

 Teletest ロングレンジガイド波
 Pulsed Eddy Current(PEC) パルス渦流探傷
 E-Pit/Bracelet 電磁場の振幅と位相を利用


3つの技術の違いやそれぞれのポイントを比較表にまとめていますので、
「自社の条件に最適な検査技術が知りたい」という方は是非ご覧ください。