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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2024/06/11 Vol.112

2024年06月11日配信 Vol.112

TLV・TTSメールマガジン 保全と検査に革新を



今月は、計測が困難な環境でもロール設備の平行度を精度よく測定し、蛇行解消によってベルトの製品寿命が3倍に延びた抄紙機ドライヤーの平行度測定事例をご紹介します。 

そのほか、生産現場を悩ませるバルブの内漏れを、効率よく網羅的に検査して省エネ、生産トラブル防止に貢献するフレアロスサーベイの有効活用例をお届けします。



【事例】抄紙機ドライヤーのフェルト寿命が3倍に! 
   ~ パララインによるロール平行度計測 ~

 
ロール平行度計測事例


あるお客様では、雑誌印刷用紙の抄紙機ドライヤーで蛇行が発生。搬送用ベルトのフェルトに曲がりや摩耗が生じて、通常は12週間使用できるはずのフェルトを4週間で交換しなければならない状況となりました。ロール平行度不良が原因と疑われましたが、 

・抄紙機が壁で覆われている 
・重要なフェルトロールは地下に設置されている 
・高温になるため光学式の計測システムは使用できない 

これらの理由から、ロール平行度を修正するにも測定自体が困難でした。 
そこで、この条件でも高精度に平行度を測定でき、熱の影響も受けないパララインを採用。1日で全ての対象ロールを計測、修正して蛇行が改善し、フェルトの寿命が通常の長さに戻った事例の詳細は以下をご覧ください。 
 

 


 



【活用例】バルブ内漏れの網羅的な検査! 
  フレアロスサーベイで省エネ・生産トラブル防止


フレアロスサーベイ活用事例


生産現場にはバルブの内漏れに関して以下のような様々な課題があり、日常的なパトロールではカバーしきれないという声をお聞きします。 

五感では分からず、バルブの内漏れを見逃してしまう 
マンパワー不足で十分に点検できない 
・定期修理後にバルブを閉め忘れることがある 
・整備不良などのオペレーションミスがある 
定期整備対象以外のバルブや、高所など目が行き届かないバルブの管理が困難 

フレアロスサーベイは、バルブの内漏れを効率よく網羅的に発見でき特許取得済みの診断技術です。流体の種類や状態(液体・気体)を問わず、専用の診断器で漏れを発見。条件によっては漏れ箇所に加えて漏れ量も特定し、緊急度の判断や補修の優先順位付けも可能です。フレアロスサーベイの有効活用例は以下をご覧ください。