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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2024/03/12 Vol.109

2024年03月12日配信 Vol.109

TLV・TTSメールマガジン 保全と検査に革新を



今月は、設備の緊急停止などの後、エア・ガスの漏れを素早く広範囲に確認し、
設備の早期立ち上げを可能にするSonicMan(ソニックマン)サーベイをご案内します。

そのほか、ロールtoロールのフィルム製造設備の新規立ち上げに、
ロール平行度診断 パララインを活用して工期を3週間短縮した事例をご紹介します。



緊急停止後の設備立ち上げ時間を大幅短縮!
  ~SonicManサーベイによるエア・ガスリーク診断~


SonicManサーベイによるエア・ガスリーク診断



緊急停止などの後の設備立ち上げの際、エア・ガスの漏れ確認に時間がかかるというお悩みはありませんか?設備立ち上げ前に行われるエア・ガス配管からの漏れの確認に
「時間がかかりすぎる」「工数を短縮し、できるだけ早期に立ち上げたい」という場合は、SonicMan(ソニックマン)サーベイ(超音波漏れ診断)をお勧めします。

従来は立ち上げ時のエア・ガス配管の漏れの確認が、[目視確認]➝[通気]➝(圧力保持)➝[発泡検査]➝[圧力低下確認(一定時間保持後)]の流れで行われていたため、非常に時間がかかっていました。

これに対し、通気時からSonicManサーベイを採用すると、広いエリアを素早く確認し
漏れ箇所を特定できるため、立ち上げまでの時間の大幅短縮が可能です。
 

 

 



【パラライン事例】立ち上げまでの工期を3週間短縮
  ~新設フィルム製造装置のロール平行度測定~

 
ロール平行度診断事例


あるフィルム工場様のフィルム製造装置の新設案件で、一日も早く工事を完了させて生産にかかりたいとの要望があったものの、インサイドマイクロゲージや水準器などを使った方法ではロールの調整に時間がかかり、平行度の精度を高めることも困難でした。

そこで、既設ラインの平行度修正で大幅な時間短縮を実現していたパララインによるロール平行度測定を新設の装置にも採用。パララインはスピーディーで高精度な測定と、複数チームで修正作業を行えることが特長です。採用の結果、従来の方法と比べて設置から立ち上げまでの期間を3週間短縮することができました。

【お客様の声(抜粋)】

「ロール平行度起因の問題を抱えることなく、スムーズに試運転を完了させ、従来よりも短期間で本運転までたどり着くことができました。本生産に向けて万全の準備ができたことで、品質の作り込みにしっかり時間をかけることができました。設置工事の改善として取り組んだことが最終的に品質の向上にもつながり、大変助かりました。