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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2026/04/07 Vol.132

2026年04月07日配信 Vol.132

TLV・TTSメールマガジン 保全と検査に革新を



鉄鋼業界の薄板加工ラインで、現場を悩ませるトラブルに「鋼板の蛇行」があります。

特に、上下するロールに板を交互にかけ渡し、一時的に貯める「ルーパー(アキュームレーター)」と呼ばれる装置内での蛇行は非常に厄介です。
「可動ロールの平行度がズレている」と仮説を立てて調整を繰り返しても解消されず、歩留まりは悪化し生産能力も落ちてしまう・・・。

今月は、そんな「原因不明の蛇行問題」を、宇宙・航空工学技術を用いたロール平行度診断「パラライン」で解決した事例をご紹介します。



【事例】アキュームレーターのルーパーで製品蛇行
  焼鈍ライン全体のロール平行度測定で原因を特定!


ルーパーの平行度診断事例
 

【課題】製品蛇行による歩留まり悪化と生産速度制限

ある製鉄所様で、薄板製造ラインの連続焼鈍工程で製品の鋼板に蛇行が発生しました。

ロールが上下する貯留パート(アキュームレーター)のルーパー内で製品が蛇行し、製品の横端(耳)に「横端疵」と呼ばれる傷が発生。歩留まりが悪化するだけでなく、蛇行を恐れてライン速度を落とさざるを得ず、さらには溶接作業時のライン停止リスクにも怯える深刻な状況でした。

【対策】高精度なロール平行度診断の導入

対策として、障害物があっても短時間で高精度に測定できるロール平行度診断 パララインを導入。「ルーパー内の可動ロールが原因だろう」という仮説が立てられましたが、パララインは予定時間内に焼鈍ライン全体のロール平行度測定が可能だったため、約60本のロール全てを一斉測定しました。

【効果】意外な原因と、本来のスペック回復

測定の結果、原因はルーパーだけではなく、ペイオフリールやテンションリール、ブライドルロールなど、ライン全体の複合的なアライメント不良であったことが判明。全箇所を修正し、以下を実現することができました。

・蛇行の解消で歩留まり向上(端部カットの削減)
・ライン速度の回復(本来の生産計画達成)
・停止リスクの解消(ルーパーのバッファ能力フル活用)

課題の詳細と意外な原因、解決のプロセスは以下をご覧ください。
 

 



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