その他機器など
ストレーナーとフィルター
ストレーナーとフィルターの違い
ストレーナーは「濾し器」です。一方、フィルターも「濾過器」なので、本来の単語の意味としては差がありません。どちらも「異物除去」のために使用されますが、では両者の違いとは何でしょうか。
当社製品では、機器の保護を目的として機器の手前に設置する物を「ストレーナー」、流体そのものの清浄性を高めることを目的とする物を「フィルター」と区別しています。
例えば、減圧弁に異物が流入しないように、手前にストレーナーを設置する、蒸気を食品の蒸し工程に使用するためフィルターを設置する、などの使い分けです。
その使用目的から、TLVのストレーナーに内蔵されるスクリーンのメッシュ数は、標準では40メッシュから60メッシュとしています。
メッシュ数と、ろ過粒度
メッシュ数
メッシュ数は、金網の目の細かさ粗さを表す指標で、1インチの長さにマス目が何個並んでいるかを表します。
同じメッシュ数でも実際のマス目の面積は、金網を構成する線の太さによって異なります。また、金網の編み方によっては、マス目の縦横長さが異なる物もあります。
このように、メッシュ数とは厳密なものではなく、あくまでも目安です。メッシュ数は目の細かさ粗さを表しているだけなので、「何メッシュの金網だから何μmの異物を捕集できる」と定まる物ではありません。