配管からのドレン排除 中編(ドレン発生量の計算) | 蒸気のことならテイエルブイ
  1. ホーム
  2. 蒸気のお役立ち情報
  3. もっと知りたい蒸気のお話
  4. 【配管】配管からのドレン排除 中編(ドレン発生量の計算)

配管

配管からのドレン排除 中編(ドレン発生量の計算)

配管で発生するドレン量

スチームトラップを選定する上で重要な要素に、ドレン排出能力があります。蒸気輸送配管のドレン抜きとして使用される、スチームトラップに必要なドレン排出能力はどのくらいでしょうか。

まず、配管からのドレン排除 前編(ドレンの取出し方)で触れた通り、基本的には蒸気輸送配管30mから50mごとにスチームトラップは設置されるべきなので、1台のスチームトラップが担当する配管の長さは長くても50mになります。

蒸気輸送配管で生じるドレンには、以下の2通りがあり、

  • 蒸気送気初期に配管を昇温させるために消費された蒸気によるドレン
  • 定常運転中の放散熱量により蒸気が凝縮して発生するドレン

配管長さを50mとしてそれぞれ計算してみます。

蒸気送気初期のドレン量の計算

STPG  sch40  50Aの配管1mの重量は約5.4[kg]です。炭素鋼の比熱は約0.46[kJ/kg・K]ですので、1.0[MPaG]蒸気(184℃)を送気前温度10℃の配管に通気して、飽和温度に上昇するまでに消費される蒸気量は、

必要熱量=質量×比熱×温度差×配管長さ

に当てはめると以下になります。

5.4[kg]×0.46[kJ/kg・K]×(184-10)[K]×50[m]

昇温のために消費される1.0[MPaG]蒸気の潜熱は約2,000[kJ/kg]ですので、この昇温に必要な蒸気量は、

21610[kJ]÷2000[kJ/kg]=10.8[kg]

続きを読むには会員登録(無料)が必要です。