トラップの背圧許容度 | 蒸気のことならテイエルブイ
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スチームトラップの基本

トラップの背圧許容度

スチームトラップ出口の背圧とは

スチームトラップの出口にかかる背圧とその影響の感受性を表す値である、スチームトラップの背圧許容度についてご説明します。

まず、背圧の定義を確認しておきましょう。背圧とは、トラップの二次側圧力のことです。例えば、スチームトラップの出口配管が立上げになっている場合は、この立ち上がり高さも背圧として作用します。水柱10mは圧力に換算すると0.1MPaに相当します。

ドレンを回収している場合のスチームトラップの出口には、この立上げ配管の水頭圧力に加え、回収先のタンクの内圧、その場所までのドレン回収配管内の管抵抗、途中に設置されたバルブ等の圧力損失の総和が全て作用し、これがスチームトラップの背圧となります。

スチームトラップの背圧

各種スチームトラップの背圧許容度

スチームトラップは作動原理から以下の3つのタイプに分類できます。

  • ディスク式トラップ
  • メカニカルトラップ
  • サーモスタティックトラップ

各々、ドレン回収に適したタイプとそうでないタイプがあり、これは背圧許容度の大小で説明することができます。

背圧許容度とは、スチームトラップの二次側圧力(背圧)に対する強さを表す数値で、一次側圧力に対し何%の二次側圧力(背圧)まで使用可能かという性能を示しています。

なお、一次側圧力が一定のとき背圧の値が大きくなってくると、スチームトラップの作動圧力差が小さくなりますので、ドレン排出能力は減少してきます。これは全てのスチームトラップに関して言えることですので、ここでは排出能力の問題は除外して話を進めます。

ディスク式トラップの場合

ディスク式トラップでは、閉弁中は一次側圧力・二次側圧力(背圧)ともに、弁を開弁させる力として働くため、二次側圧力(背圧)が大きいと閉弁状態が維持できず吹き放しになります。

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