スチームトラップの連続排出と間欠排出の違い | 蒸気のことならテイエルブイ
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スチームトラップの基本

スチームトラップの連続排出と間欠排出の違い

連続排出・間接排出とは

スチームトラップにはドレンを排出する際の動作として、連続的に排出するタイプと間欠的に排出するタイプがあります。

「連続排出とは、たまったらいつでも排出するという動作のこと?」

と、しばしば聞かれることがあります。これは少し違います。“たまったら”ということは、たまるまで排出せずに待っている時間があるわけですから、実はそれだと、間欠排出ということになります。そこで本稿では、意外に知られていない連続排出と間欠排出の違いを実写動画を通して考えてみることにします。

まず、連続排出・間欠排出とは言葉で表すと次のようになります。

  • 連続排出:スチームトラップへのドレン流入がある限り途切れずに排出し続ける
  • 間欠排出:排出する時間と止まっている時間が交互に現れる

文字だけではピンとこないかもしれません。そこで百聞は一見にしかずです。実際の動きを動画で見てみましょう。連続排出の代表としてフリーフロートタイプ、間欠排出の代表としてディスクタイプの作動状態をビデオ撮影したものです。

フリーフロートタイプではドレン量の違いによって排出流量が異なるものの、止まることなく排出が続いています。これが連続排出です。ディスクタイプでは排出流量が異なることはもちろんですが、排出の途中で閉弁して流れが止まることが確認できます。これが間欠排出です。

この動画では双方のスチームトラップに対して同じ条件でドレンを連続で供給しています。連続してドレンが流入してきても排出はトラップのタイプによって異なることが、この動画からわかります。

連続排出・間欠排出の違いは構造・作動原理で決まる

では、連続排出と間欠排出というドレン排出方法の違いが生じる要因は何でしょうか。スチームトラップが連続排出するのか間欠排出するのかは、ドレン量や圧力などの運転条件で決まるわけではなく、構造および作動原理によってあらかじめ決定されています。

スチームトラップの役割とは「ドレンは通して蒸気は止める」ことであるため、スチームトラップは弁機構を備えています(オリフィスタイプを除く)。この弁機構がどのようなメカニズムで動くかによって連続排出なのが間欠排出なのかが決まっています。

市場に存在するスチームトラップの主なタイプを分類すると次のようになります。

連続排出するスチームトラップ 間欠排出するスチームトラップ
フリーフロートタイプ
レバーフロートタイプ
オリフィスタイプ
バケットタイプ
ディスクタイプ
バイメタルタイプ
感温式エレメントタイプ
(バランスドプレッシャーやベローズなど)

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